愛猫やらお人形やら美柴双子やら…
八時に寝たら こんな時間に頭が冴えてしまって困ってます。
■明るく社交的で、誰からも好かれたシギが 抱えていた孤独。
「ねぇ鴇ってば。いいじゃんか一緒に買い物行くぐらいさ―」
「……佐伯達と行くんなら 別に鴫だけ行けばいいだろ…」
「別にそのまま夜まで遊ぶ、とかじゃないよ?普通に皆で昼メシ行って、買い物するだけだってば」
「……しつこい」
「鴇はもっと遊んだりもしたほうがいいんだってば。母さんだって、そう思わない?」
先程から 夕食を囲み繰り返される言い合い。
同意を求められた母は 鴇の顔色を伺い、曖昧に笑う。
「そうね…でも無理に行っても、鴇だって楽しめないでしょう?」
「………そうだけどさ―…」
結局 その母の言葉でこの話は終わってしまった。
分かってはいる。
片割れは別にクラスメートが嫌いだというわけじゃない。ただ…騒がしいのが苦手で、どちらかといえば一人で過ごす方がラクだと思っているのだ。でも、どうしても…。
放課後 女子も入れて仲間内で集まってくだらない話で笑っている時に、するりとまるで存在を押し殺すように教室から消えていく鴇を見るのは……凄く寂しい。
横目でその後姿がとても気になっているのに 「なぁ鴫?」と声を掛けられてしまえば、あとを追うことも出来ない。
本当は、媚びてくる女子の上目使いも、少し強引に肩を組んでくる友人の腕も、すべて投げ出して駆けていきたい…。
嫌がられてもいいから、「鴇もこっちに来なよ」って言いたい…。
分かってる。鴇がそうゆうのは嫌いだってことは 痛いぐらい知ってる。
でも…それでも……鴇が一人でいるのは、凄く嫌なんだ…。
「あれ?つーかもしかして鴇帰った?」
「えー!全然気がつかなかったー!」
「昨日遊ぼうって誘っといたのになぁ?」
「相変わらず気配のないよね」
「一言言ってきゃいいのに。なぁ鴫?」
「あ……うん、ホント。そうだよね」
違う。ねぇ鴇……俺は…。
「…帰ったら、ちゃんと言っとくよ。さ!早くマック行こ!!」
「メガマック食いてー」
「あ、じゃあ佐伯のおごりね?」
「何でシギにおごんだよ!おごりは女の子だけです」
「えー!じゃあ俺も女の子になろっかなー」
「マジかよ 勘弁してくれ―」
「つーかシギならなれそうだし!」
「ははッ 嘘だ―。本気で言ってんの~?」
こうやって華やいで笑ってるけど、本当は……本当は……
鴇に「こっちに来い」って、言ってほしかったんだよ……。
■誰かが、解ってくれるかな?(空白の世界 清春)
原作のあの日陰日向の1ページは こんな状況かなぁーとか。
■明るく社交的で、誰からも好かれたシギが 抱えていた孤独。
「ねぇ鴇ってば。いいじゃんか一緒に買い物行くぐらいさ―」
「……佐伯達と行くんなら 別に鴫だけ行けばいいだろ…」
「別にそのまま夜まで遊ぶ、とかじゃないよ?普通に皆で昼メシ行って、買い物するだけだってば」
「……しつこい」
「鴇はもっと遊んだりもしたほうがいいんだってば。母さんだって、そう思わない?」
先程から 夕食を囲み繰り返される言い合い。
同意を求められた母は 鴇の顔色を伺い、曖昧に笑う。
「そうね…でも無理に行っても、鴇だって楽しめないでしょう?」
「………そうだけどさ―…」
結局 その母の言葉でこの話は終わってしまった。
分かってはいる。
片割れは別にクラスメートが嫌いだというわけじゃない。ただ…騒がしいのが苦手で、どちらかといえば一人で過ごす方がラクだと思っているのだ。でも、どうしても…。
放課後 女子も入れて仲間内で集まってくだらない話で笑っている時に、するりとまるで存在を押し殺すように教室から消えていく鴇を見るのは……凄く寂しい。
横目でその後姿がとても気になっているのに 「なぁ鴫?」と声を掛けられてしまえば、あとを追うことも出来ない。
本当は、媚びてくる女子の上目使いも、少し強引に肩を組んでくる友人の腕も、すべて投げ出して駆けていきたい…。
嫌がられてもいいから、「鴇もこっちに来なよ」って言いたい…。
分かってる。鴇がそうゆうのは嫌いだってことは 痛いぐらい知ってる。
でも…それでも……鴇が一人でいるのは、凄く嫌なんだ…。
「あれ?つーかもしかして鴇帰った?」
「えー!全然気がつかなかったー!」
「昨日遊ぼうって誘っといたのになぁ?」
「相変わらず気配のないよね」
「一言言ってきゃいいのに。なぁ鴫?」
「あ……うん、ホント。そうだよね」
違う。ねぇ鴇……俺は…。
「…帰ったら、ちゃんと言っとくよ。さ!早くマック行こ!!」
「メガマック食いてー」
「あ、じゃあ佐伯のおごりね?」
「何でシギにおごんだよ!おごりは女の子だけです」
「えー!じゃあ俺も女の子になろっかなー」
「マジかよ 勘弁してくれ―」
「つーかシギならなれそうだし!」
「ははッ 嘘だ―。本気で言ってんの~?」
こうやって華やいで笑ってるけど、本当は……本当は……
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原作のあの日陰日向の1ページは こんな状況かなぁーとか。
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